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足の疲労骨折
疲労骨折は骨に小さなひびが生じた状態で、骨に対して曲げる、ひねるといった衝撃が長期にわたって過剰に加わることでしばしば起こります。
ランナーは、足の中ほどの骨(中足骨)に疲労骨折を起こしやすい傾向があります。
足の第2指、第3指、第4指の中足骨に最もよく起こります。親指の中足骨は他の中足骨に比べて太く強いため、あまり骨折しません。
また、ランナーが地面をけるとき(つま先をけり出す瞬間)に最も力がかかるのは親指と第2指なので、小指の疲労骨折もあまり起こりません。
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ただし、足の親指や小指にも疲労骨折が生じることはあり、その場合には他の足指に比べて完治するまでに時間がかかり、長期間の固定を必要としたり、手術が必要になる場合もあります。
足の疲労骨折を起こす危険因子としては、土踏まずのアーチが高い、衝撃の吸収が不十分なランニングシューズをはいている、運動量や運動強度が急に増大するといった要因があります。
骨が細く薄い人は、骨の強度も弱いので疲労骨折を起こしやすくなります。
閉経後の女性も、骨粗しょう症)のために、疲労骨折を起こしやすくなります。
また、若い女性の運動選手も疲労骨折を起こしやすく、これは激しい運動によって卵巣の機能が低下して月経が止まり、� ��粗しょう症と同じ状態になるためです。
主な症状は足の前部の痛みで、通常は長時間の運動中、あるいは激しい運動中にみられます。
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初めのうちは、運動をやめれば数分で痛みはなくなります。
しかし、そのまま運動を続けていると練習中に早く痛みが現れるようになり、運動をやめた後も長く痛みが続きます。
最終的には激しい痛みで走れなくなったり、安静にしても痛みが続くことがあります。
骨折部の周囲は腫れることがあります。
疲労骨折は多くの場合、症状についての問診と足の診察に基づいて診断されます。
骨折部分に触れると痛みがあります。
疲労骨折による骨の変化はごくわずかなので、骨折直後のX線画像では異常が見つからないこともよくあります。
しかし2〜3週間後には、骨の回復とともに骨折部位の周囲に新たな組織(仮骨)が生じ、この変化がX線画像でも検� ��されます。
骨スキャン検査を行えば、X線検査よりも早い段階で骨折を確認できますが、必要となることはまれです。
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治療のため、疲労骨折が治るまでの間は走るのをやめる必要がありますが、代わりに別の運動を行うことは可能です。
骨折が治った後は、足をしっかりサポートし衝撃を適度に吸収する運動靴をはき、芝生や柔らかい地面を走ることが、再発の予防に役立ちます。
ギプスによる固定が必要になることはまれで、ギプスを使用する場合も、筋力の低下を最小にとどめるために3週間ではずします。
骨折が治癒するまでには通常3〜12週間かかりますが、高齢者や寝たきりの人ではさらに長くかかることがあります。
小指の疲労骨折はなかなか治らないことがあり、手術が行われる場合もあります。
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